日記

20代OLの日記 のん子と申します

親知らずについて(下の歯)

私は今まで生きてきた中で耐えがたい肉体的な痛みを感じたことが何度かあった。その中で順位を決めると、

 

3位 盲腸の術後

-術後の起き上がれないあの鈍痛、思わずトイレを諦めおもらししちまおうかと思ったくらいだ。

2位 唾石症の手術

-口の中に尿結石と似たような結石が出来て唾液が出なくなり首が腫れる病気。手術をする際の下の裏側に打った麻酔や舌を布を這うように糸を通された時は痛みで気絶するかと思った(後々この話をすると、皆に麻酔が効いてなかったんじゃないかと言われる)

 

そして堂々の1位は親しらずの抜歯だ。

 

以下、怖がらせる気もオーバーに書いたつもりもない親しらずの抜歯について記録する。

 

あと、これから抜く人に言いたい。

 

・痛み止めはすぐ飲め

・出来るだけ安静に、休めるなら会社を休め

・ご飯は食べやすいものを食べろ。食べないと体力が落ちる

・寝る時は頭を高めにして寝ると良い。横向きは腫れた顔に負担がかかるからやめろ

 

 

そもそ抜歯しようと思ったきっかけは歯医者に行くたびに『こ、こいつは将来……君を苦しめるであろう』と脅されていたからである。レントゲンを撮る度に言われた。私の親不知は横に生えていて、しかも歯肉の中に四本とも埋まっているのだ。そして性格が悪く前の歯をぐいぐい押している。私はそのせいでキリキリとした頭痛に定期的に悩まされていた。

「じゃあ抜いてくださいよ」

「ああ、これね手術になるから大学病院に行かないとダメだよ」

そう、ことごとくいろんな歯医者に断られ抜くことを先延ばしにしていたのだ。しかし、それにも限界があり頭痛は年々ひどくなり頻発するようになった。そんな私に救いの手を差し伸べてくれたのは眼科に勤める高校時代の同級生N子の言葉だった(ドラえもんと動物が好き、年に一回は必ず旅行に出かけるMyフレンド)

 

「うちの姉ちゃんが臨時で行った歯医者、親知らず抜歯の名医だよ。私もやってもらったし行ってきなよ」

 

そして、私はその歯医者に行くことを決心した。HPもない歯医者、しかし患者は多く地元の人にとっては名医で有名らしい。レントゲンを撮り様子を見た。

「うーん、普通の歯医者でも無理だねこれは。大学病院なら5時間くらいかかるし、入院にもなるよ」

入院にでもなったら私の財布から何枚も万札が飛んで行くに決まっている。だからこそ私はここに来たのだ。

 

「大丈夫。うちでなら抜けるから」

 

初めての抜歯、右下だ。麻酔は知らぬ間に終わり私はただ目を瞑り終わることを祈っていた。

「これは大きいね……」

「かなり食い込んでいる……」

先生の声を聞きながら私の手のひらは冷や汗でいっぱいだった。目を開けた時、そこにあったのは半分に割れた歯だった。しかもでかい。半分に切って抜かないといけない状況だったらしい。糸で縫って完了。

 

終わった……、終わった……

麻酔が切れた後、むちゃくちゃ痛い。痛み止めを飲まないと耐え切れないこの痛み。そして顔が尋常じゃないくらい腫れた。そら豆みたいだ。しかし、痛み止めを飲めばなんとか我慢できる。そして、私の顔はみるみる小さくなり体重も2kg痩せた。その時の写真を見ると自分で言うのもなんだが、顔は周りの子より小さい方だと思う(今は面影なし)

そして二週間後、もう片方を抜くことにした。一本目と同じように抜いた。痛み止めがあれば何とかしのげるだろうと、私は思っていた。

 

しかし、地獄はここからだった。

 

痛み止めが全然効かない(ボルタレン)飲んでも3時間ももたない。しかも痛みで夜中目が覚めてしまう。初日はなんとかしのいだものの、2日目と3日目が地獄だった。もう殺してくれ、とまで思った。病院に電話すると「今が我慢時だから頑張って」と言われた。それでも何とかしてくれ、と訴えると追加で痛み止めをくれると言ってくれた。しかし歯医者まで片道45分もかかる……私は会社を半休し歯医者に向かった。

 

歯医者に着いた瞬間、脱水症状だったのかしばらく歯医者の玄関にうずくまっていた。すると受付のおばちゃん(歯医者の先生のお母さん)が「大丈夫か?!水多めにすれば大丈夫だから薬飲みな」と言い飲んだ。このまま会社に行けるのか私……とうずくまり死んでいると、歯医者の音から車の音が聞こえた。

 

「乗りな!!」

そう行ったのは先ほどのおばちゃんだった。車はおばちゃんには似合わないかっこよい車だった。

 

そうして痛み止めを追加で飲みつつ、3日目過ぎたあたりから症状は落着き無事抜糸をして下の抜歯は終わった。

「上は焦らなくて良いから、少し期間をあけようね」、その先生の言葉に甘え私はしばらく親知らずは良いや、と思い歯医者を後にした。これが2014年冬の話。

 

私はその歯医者で少し有名人となっていた。というのも私がかなり遠くから通っている(○○市から来てるの……?と青ざめた顔で言われた)し、厄介な親知らずを抱えているからだ。だからその歯医者に行くと「遠いから遅い時間でも良いわよ」とか「遠いところからわざわざ来ているから」で歯磨き粉をサービスしてくれたりと大変お世話になっている。

 

上の親不知も抜き終ったので落ち着いたら続きを書く。